東日本大震災における当協会の取り組み
 この度の東日本大震災により亡くなられた方に哀悼の意を表しますともに、被災された皆様に対して心よりお見舞い申し上げます。
 私ども栃木県警備業協会では各加盟員が各々の出来る限りの人的、物的支援で対応して参りました。しかし、支援は一度きりで完了するものではありません。被災者の皆様が平穏な生活に戻るその時まで、私どもは全力で支援に取り組んで参ります。


3月11日、東日本大震災
 平成23年3月11日14時46分、東日本を未曾有の大地震が襲いました。
 震源は三陸沖、マグニチュード9.0、この地震により直接的被害(建物の倒壊、液状化現象、地盤沈下など)の他に、津波、火災、そして福島第一原子力発電所事故を引き起したのです。

 栃木県内でも最大で震度6強を記録し、4名の死者、130名余りの負傷者を出しました。
 県全域で停電・断水し、建物の損壊が42,000棟にのぼるなど非常に大きな被害を受け、いまだその爪痕は生々しく残っています。
 生活物資の不足は著しく、特に燃料の不足は、給油制限や給油待ちの長蛇の列が渋滞を引き起こすなど交通の混乱を招きました。このため、震源地に近く・被害が少ないという支援に適した立地にありながら、人的・物的支援がしにくい(被災地に行く・物資を輸送するためのガソリンを買えない)事態となりました。
 その中で、備蓄燃料の活用・協力者からの物資提供を受けて当協会加盟員が行った被災者支援につきまして、支援活動の一部をご報告申し上げます。なお、こちらに掲載した情報以外の支援につきましては、協会が把握し次第、追加掲載させて頂きます。


人的支援
 当協会会長事業所である北関東綜合警備保障株式会社では、災害翌日の3月12日(土)から4週間、応援隊を結成して被害の大きかった宮城県仙台市と福島県郡山市へと派遣しました。
震災3日目の宮城県仙台港付近の様子
3月13日(日)
震災3日目の宮城県仙台市仙台港付近の様子
津波で押し流された乗用車が街灯にめり込んで
いる(画像手前)。
震災3日目の宮城県仙台港付近の様子
3月13日(日)
左に同じく仙台港付近の様子
津波によって横倒しにされた乗用車。
画像奥では黒煙が立ち上っているのが見える。
震災4日目の福島県郡山市内の様子
3月15日(火)
震災4日目の福島県郡山市内の様子
烈震によって2・3階部分のガラスが砕かれて
いる。商品の盗難を防止するため、警戒を実施。


物的支援(1)
 当協会交通対策委員事業所である株式会社太陽警備保障では県内の避難所において食糧支援を実施、県内の避難所のうち10カ所約900名の避難者に対して、うどんやすいとんなどの炊き出しを行いました。
実施日 場所 支援物品
3月29日 栃木県足利市
北行楽荘
天ぷらうどん約50食分
3月30日 栃木県芳賀郡茂木町
昭和ふるさと村
天ぷらうどん約70食分
3月31日 栃木県宇都宮市西川田町
姿川付属体育館
天ぷらうどん約110食分
ポップコーン等200個
4月 1日 栃木県足利市名草町
セミナーハウス
天ぷらうどん約80食分
4月 4日 栃木県鹿沼市御成橋
菊沢コミュニティセンター
天ぷらうどん約50食分
ポップコーン等200個
4月 5日 栃木県大田原市福原
ふれあいの丘少年研修センター
すいとん約120食分
4月 6日 栃木県宇都宮市茂原
グリーンセンター茂原
すいとん約50食分
ポップコーン等160個
4月 7日 栃木県鹿沼市下石川
鹿沼市体育館
すいとん約250食分
ポップコーン等360個
4月 8日 栃木県那須塩原市南郷屋
那須塩原市健康長寿センター
すいとん約80食分
ポップコーン等100個
4月11日 栃木県芳賀郡益子町
芳賀青少年自然の家
すいとん約75食分
ポップコーン等160個
4月12日 栃木県鹿沼市御成橋
菊沢コミュニティセンター
すいとん約4食分
ポップコーン等100個
炊き出しによる食糧支援
被災者へ食糧支援を行う職員。
画像手前に見えるビニール袋は、炊き出し終了後に
出たゴミを持ち帰る事にも活用している。
大規模な災害では、自己完結型の支援が重要。
炊き出しによる食糧支援
被災者へ食糧支援を行う職員。
衛生面は最も配慮すべき点との意識から、職員等も手指の
消毒・エプロンや三角巾・ビニール手袋の着用を徹底している。

提供されたうどんを味わう被災者
提供されたうどんを味わう被災者(プライバシーに
配慮し解像度を落としています)


物的支援(2)
 当協会会長事業所である北関東綜合警備保障株式会社では、災害翌日の3月13日(日)から県内北部の断水地域に対してタンク車を派遣、給水支援を行いました。
タンク車による給水支援
タンク車による給水支援の様子。


タンク車による給水支援(夜間)
給水支援は昼夜を問わず続けられた。
画像奥の家屋は停電のため、灯りが見えない。
県北では震災から数日の間、断水・停電となった。
タンク車に長蛇の列
タンク車の後ろには被災者がポリタンクやバケツを持って、給水を待っている。


その他の支援
 当協会会長事業所である北関東綜合警備保障株式会社では、3月21日(月)より被災者の受入を行いました。受入は現在(4月25日)も継続して行っています。
被災者受入のための打合せ
被災者が安心して暮らせる避難所にするためには
どうすべきか、綿密な打合せが行われる。

地域地図による情報提供
土地に不慣れな被災者に対して、ランドリーやコンビニ
エンスストア、銭湯などの生活に役立つ施設・店舗を地
図で案内。
物干し場を男女に分けて設置
物干し場も男女別に分けて設置。

温かい食事に笑顔が零れる被災者
被災者も温かい食事に笑顔が零れる(プライバシーに
配慮し、一部画像を加工しています)。
地域住民からの風呂の提供 警察との連携、巡回 自衛隊との連携、打合せ
地域住民・警察・自衛隊と協力し連携を取る事で、被災者にとって安全で住みやすい環境を整えている。
作新学院高校吹奏楽部による演奏会
作新学院高校吹奏楽部による演奏会。

金原亭 馬生による落語会
金原亭 馬生(きんげんてい ばしょう)さんによる
落語会を実施。